2010年12月 栃木(+群馬)の仁王像に着目!3
12月8日。2日目のこの日は仕事があるので午前中だけ寺巡りです。
やはり日光といえば東照宮なので東照宮の仁王さんを少しだけ覗いていくことにしました。
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通常東照宮内は有料拝観ですが仁王さんまでは無料です。さすが庶民の味方仁王さんです。
3代目将軍家光が埋葬されている東照宮近くの大猷院にも仁王さんがいます。
が、こちらは入場券売り場が手前にあるため、仁王門ははるか遠く。
仕方が無いので望遠で撮ります。めっちゃ怪しい人です(笑)
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基本、東照宮とポーズは一緒ですね。
2日目はこれで終了。3日目に続きます。
12月9日。小山で一泊し、この日は栃木の南、足利近辺から群馬の東の端っこを攻めて行きます。
どこの仁王さんもほぼ東照宮の仁王さんとポーズは同じです。
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岩舟町の岩船山 高勝寺。目がギラっとしています。
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佐野厄除け大師をスルーして佐野の積水山
安楽寺。漫画ハチワンダイバーみたいなどっしりしたプロポーションです。
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大岩毘沙門天
最勝寺。745年に行基が開いたとされる山寺です。また元旦に行われる「悪口大声コンクール」でも有名なお寺です。
こちらの仁王さんはなんと運慶作です!が、残念ながら保存状態が悪く、阿形の首が今にも落ちそうです。さぞ仏敵と死闘を繰り広げてきたのでしょう。
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栃木県最後は足利にある善光寺という廃寺となったお寺の山門にいる仁王さん。
通称「附仁王像」と呼ばれ市の指定有形文化財となっています。
廃寺なのでカーナビにも出てこなくてたどり着くのに少々苦労しました。でもカッコイイ!
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群馬県太田市に移動して脇屋山
正法寺。こちらの仁王さんは運慶の流れをくむ京都仏師・康祐(こうゆう)作であることが体内の銘文から確認されています。なるほど顔立ちが慶派ですね。
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群馬県千代田町の東光寺の仁王さん。にんまりと笑った顔に見えます。千代田町の指定重要文化財第1号。
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東光寺近くにあった赤岩不動尊の山門にいらした仁王さん。この人たちだけなぜか東大寺スタイルの仁王さんです。しかも銅像。
といわけで、この3日間で出会った仁王さんは13組、計26人の仁王さんでした。ポージングが統一されているのが徳川の影響力なのかなあと感じました。
やっぱりこの辺りでも歴史・風土を垣間見た栃木の仁王ツアーでございました。
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